市場規模×業界地図×業界分析×企業分析

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ソース(調味料)

この業界の動向は?

ソース業界はブルドックソースの発表によると直近は620億円の市場規模となっており、10年前は700億円台の規模があった。縮小の主な原因は調味料の多様化と健康志向の高まりが考えられる。特に健康志向はソースの塩分が敬遠されていることもあるが、主な用途であるフライ類のカロリーが非常に高い点が挙げられる。そのため、「減塩」と何にでも使用できる「汎用調味料化」が今後の市場回復には必須と考えられる。

今後は高齢化による健康志向の高まりが顕著となってくることが考えられるため長期的にはダウントレンドとなることが予想される。

 

市場規模

http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20130522/ecn1305220710001-n1.htm

 

主な企業は?

ブルドックソース、オタフクソース、カゴメ、キッコーマン食品などが挙げられ、その他中堅・地場メーカーが多数存在している。

 

主要企業の状況は?

市場は専業メーカーが上位を占めており、次いで総合調味料メーカーというポジションとなっている。上位2社はソースの代名詞として市場をリードしているが、ダウントレンドの中では苦しい戦いを強いられていることが予想され、営業利益の圧縮➡開発費縮小➡魅力的な新商品の登場回数減少といった負のスパイラルに陥る可能性も考えられる。一方、総合調味料メーカーはソースのみに拘る必要がないため、市場規模縮小に併せて事業規模を縮小させると行った柔軟な対応が可能であることに加えて、他の調味料の開発知見を流用できる等の強みがある。

 

・ブルドックソース(2013年3月期)

売上高163億円 営業利益7億 営業利益率4.3%

従業員一人当たり売上高8,070万円 従業員一人当たり営業利益350万

従業員数202人 年齢41才 平均勤続年数17年 平均給与585万円

 

・オタフクソース

売上高222億円(2013年)

従業員一人当たり売上高4,180万円

従業員数531人

 

・カゴメ(2013年3月期)

売上高1,962億円 営業利益93億 営業利益率4.7%

従業員一人当たり売上高1億2500万円 従業員一人当たり営業利益590万

従業員数1,565人 年齢40.3才 平均勤続年数17.4年 平均給与747万円

 

・キーコーマン(2013年3月期)

売上高3,002億円 営業利益198億 営業利益率6.6%

従業員一人当たり売上高549万円 従業員一人当たり営業利益360万

 

従業員数464人(連結5,473人) 年齢41.9才 平均勤続年数14.9年 平均給与794万円