市場規模×業界地図×業界分析×企業分析

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介護市場の動向

業界の動向

介護市場は少子高齢化で他の市場が縮小傾向にある中で数少ない需要が拡大している市場である。
ただし、介護サービスは公定価格で決められている部分が大きく、供給不足になろうとも価格が高騰せず、職員の給与など構造的な問題を抱えている。
業態はいくつかあり、訪問介護や通所介護などの在宅系、有料老人ホームなどの居住系に加えて、レンタルサービスや宅配など様々なニーズに合わせて広がりを見せている。
今後は高齢化がより進む中で、医療との連携がポイントとなってくるが仕組みの違いなど、まだまだ改善すべきポイントが残されている。

【2015年6月時点】

市場規模の出し方

介護市場は、報酬が公定価格で定められていることから要介護認定者数と連動する形で推移している。そのため市場規模の増減は行為性労働省の介護保険事業状況報告で把握することが可能である。また、介護・高齢者福祉 |厚生労働省にて介護市場の動向を把握することが可能。

上位企業の動向

順位 企業名 備考
1位 ニチイ学館 売上:1467億円 
介護だけでなく医療事務や教育関連も手がける。コムスンから有料老人ホーム事業を継承
2位 ベネッセコーポレーション 売上:796億円 
有料ロージンホーム主体
3位 メッセージ 売上:742億円 
有料老人ホーム主体だが買収により訪問介護事業もスタート

その他の上位企業

訪問介護・通所介護系ではツクイ、ユニマットそよ風、セントケア・ホールディングス、ジャパンケアサービスグループ、ケア21、シダー、ロングライフホールディング、ケアサービス、やまねメディカル
有料老人ホーム・サービス付き高齢者住宅ではワタミ、ウチヤマホールディングス、チャーム・ケア・コーポレーション、光ハイツ・ヴィラス
グループホームではメディカルケアサービス
介護用品ではパラマウントベッドホールディングス、フランスベッドホールディングス、日本ケアサプライ、カワムラサイクル
食事宅配系ではワタミタクショク、シニアライフクリエイトなどがシルバー向けに注力している