市場規模×業界地図×業界分析×企業分析

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テーマパーク・遊園地・レジャー業界の動向

業界の動向【2015年6月時点】

テーマパーク、遊園地、レジャーに関する業界は東京ディズニーリゾートを経営する業界最大手のオリエンタルランドが牽引しているが、主要な観光地に隣接して全国に存在している。
特に最近では、節約志向が高まる中で遠くの宿泊を伴う旅行よりも「安近短」なテーマパークや遊園地が好まれ、市場は拡大傾向にあり、円安で海外旅行のニーズが縮小する中では追い風を受けている。
市場の動向は、直近では東日本大震災で一時的に縮小したが、その後は再び拡大に転じ2000年時点と比較すると市場規模は1.5〜2倍程度に拡大している。ただし、メイン顧客層である子供〜若年層が減少傾向にあることからシニアの取り込みなどの対策が課題に上がっている。
また来園だけでなく飲食や物販も収益の核となっていることから、滞在時間を伸ばす施策によって客単価の向上が図られている。

市場規模の出し方

公的なものとしては、下記の資料が存在している。
特定サービス実態調査
レジャー白書
特定サービス実態調査では2000年は約3000億円規模だったが、東京ディズニーリゾート30周年となった2013年は倍近い約6000億円弱の市場にまで成長している。この間、消費税増税などのマイナス要因もあったが好調に推移している。

上位企業の動向

順位 企業名 備考
1位 オリエンタルランド 売上:4735億円 
業界でも圧倒的首位。近年はホテル事業を拡大
2位 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン 売上:959億円 
ハリーポッターやスヌーピーなど人気コンテンツで好調

その他の上位企業

遊園地・テーマパークでは
上記のオリエンタルランド、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン以外で年間入場者数が約500万人前後の大型施設は三重のナガシマスパーランドと東京トームシティアトラクションズがあり、その他のではスパリゾートハワイアンズ、サンリオエンターテインメント、ハウステンボス、ナムコ・ナンジャタウン、浅草花やしき、よみうりランド、富士急ハイランド、西武鉄道、東京サマーランド、よこはまコスモワールド、志摩スペイン村、ルスツリゾート、スペースワールドがある。
水族館動物園は
横浜・八景島シーパラダイス、旭山動物園、東山動物園、美ら海水族館、鴨川シーワールド、新江の島水族館などが大手である。
また、近年注目を浴びている施設としては東京のランドマークとなっている東京スカイツリーや東京タワー、そして子供向けに特化したキッザニアなどが挙げられる。